シーショアパスパラム

ゾイシアンジャパン(株)の「あも青」はシーショアパスパラム(Paspalum vaginatum)という芝草の一品種で、キメが細かく、各種ストレスに非常に強い芝です。シーショアパスパラムは、米国において、その驚異的な特性から大変に注目を集めており、「環境に優しい21世紀の芝」として期待されています。日本にはこの芝に関する文献はほとんどありませんが、「芝草管理用語辞典(眞木芳助著)」では次のように紹介されています。

「あも青」にはこんな特長があります

1.塩が大好きな好塩性

シーショアパスパラムと、バミューダグラスやノシバ等では、耐塩性のレベルが違 います。つまり、比較的強いと言われるこれらの草種も、塩ストレスにより茶色に 変色することがありますが、シーショアパスパラムは緑色を維持します。

芝の中で塩性ストレスに最も強い種類です。あも青は、在来種の5倍以上の耐塩性を有しており、海水をかけても色を変えることはありません。(在来の耐塩性を有しているものでも、葉が茶色に変わります。)塩に耐えるというよりむしろ塩を好む好塩性植物(halophyte=ハロファイト)です。

2.冬芝のような鮮やかな濃緑色

他の夏芝では出せない鮮やかな葉色です。
あも青の葉色はケンタッキーブルーグラスのような鮮やかで濃い緑色をしています。

3.水没しても生存

冠水状態のあも青

あも青には、無酸素耐性(冠水抵抗性)があります。
あも青は、排水の悪い場所や水につかってしまうような場所でも生育することが可能です。

4.土壌pHは9までOK

カルシウム剤による強アルカリ耐性比較試験では、無処理区pH5.9に対して、30g区でpH10.7であるが、10cm程度の根長が確認された。

強酸性から強アルカリまで幅広い土壌に適応します。
強酸性土壌から強アルカリ土壌までpH4.0〜9.8の範囲で生育することが可能です。

5.爆発的な繁殖力

あも青は、バミューダ芝以上の繁殖力を有します。
生育適期には、ティフトン芝を上回る水平方向への被覆力で早期グラウンドカバーが可能です。

6.軸刈りの低減

上:芝刈り前 / 下:芝刈り後

刈り遅れ時の軸刈りが少なくなります。
雨続きなどで刈り遅れても、ティフトン芝のように、軸刈りで白っぽく見えることはほとんんどありま せん。